医師でミュージシャンでもあった、友達の藤村さんが亡くなった。予てから病状は良くないと本人から聞いていたけれど、3月には大きなライブをやったし、学術誌向けの原稿も精力的に書いていたようだし、医者不足で勤務先の病院の仕事もきついといいつつも、何とかこなしているようだったから、ちょっと過ぎるぐらい酒も飲んでいたけれど、こんなに急に逝ってしまうなんて想像だにしなかった。
月曜日に亡くなったということ、ぼくが知ったのは昨日の木曜日、行きつけの散髪屋の女主人から聞いて知ったのだった。最初は悪い冗談を聞いてるようで信じられなかったのだけれど、そんな悪ふざけでもなかった。昨日になるまで知らなかったのは、ぼくの不徳のいたすところだけれど、それも合わせて悔しい。ショックである。
そんなに生き急がなくても、と思ったりもするが。こういうありかたも、藤村さんの人生のスタンスかも知れないと思ったりもする。
しょっちゅう電話をかけてきて、わりと硬い内容やったり、酔っ払って何を云ってるのかわからないこともあったりで、先週土曜日午ごろ、ホームページをちょっと書き足しておいてくれ、という指示の電話があり、それがぼくが彼の声を聞いた最後だった。昨日は連休初日でまた藤村さんからきっと電話があるんではと、朝起きぬけに予想していたのだけれど、もう電話がかかってこない。(うるさいなぁ、と思うこともあったがね)淋しいなぁ。
30年にもなったね、付き合いが始まってから。藤村さんいろいろありがとうね。やっとゆっくり休めるのかな?不本意やろうけれど。
黙祷