「白い雨」。梅雨末期の雨をそういう表現をした人がいるらしい。「白い雨」ということばにあれこれ思いを巡らせているうちに、朝日新聞の「天声人語」先を越されてしまった。
http://www.asahi.com/paper/column20100715.html
それでもメゲないで!!
ほんとにこの梅雨末期の豪雨は雨筋も白いし、地面や建物にあたった雨粒が、飛沫となって、白いベールに包まれたような風景になる。100m先も見えない。ドシャ降り まさにバケツをひっくり返したような雨。雨音でラジオの音も聞こえないほど。幸いなことに、この借家の大矢さんが瓦屋なので、雨漏りの心配はない。(そのわりには床はブカブカだけれど)。各地で水の被害が出る。我が家の裏の岩倉川は、大丈夫だろうか?このあたりがいちばん堤防が低いところなのだ。
稲光! 京都の雷さんには名前が付いている。「丹波太郎」、北あるいは西からやって来る雷。「山城次郎」、南から来る。「比叡三郎(近江三郎)」。比叡山、大文字山、東山を越えて来る。今週の雷さんは、三郎さんのようだ。お兄ちゃんほど強いらしいが・・・・
夕立3日。うちのばあちゃんがいっていた。「雷が鳴ったし、もう梅雨明けや」。科学的な根拠はなく、経験則。それでももう梅雨が明けるという期待感がひろがる。
近年、気象予報では「梅雨明け」ということばをいわなくなった。「予想」も「宣言」もない。せいぜい「梅雨が明けたとみられる」とあとになって、こっそりというニュアンスでいうのみだ。はずれて痛いめをした「経験則」?
雷は建建造物や、背の高い木などの45度以内に居ると安全であるというはなしを聞いたことがある。だけど大木の傍は禁物。もしその木に落雷があると、巻き添えをくう。
安全いえば中学の頃、若い理科の先生がいっていた。台風の風のはなしである。台風の風向きは一定しいるから、風向きの反対側の窓を開けて眺めていても大丈夫であると。でもそれはしっかりした風邪の抜けない家の話だろう。我が家のようなあばら家では(大家さんが怒るかな?)とても大丈夫とはいえない。ましてや風の向きだって急変するかもしれない。台風の風向きだけでなく、世の中の風向きだって、ろくに読めていない。