「知左(ちさ)の花 咲ける盛りに 愛(は)しきよし
その妻の子と 朝夕に 笑みみ笑まずも」 (知左=エゴノキ) 万葉集 大伴家持皆さんは<えごのき>という名前の木をご存知でしょうか。ギリシャの古典かそれ相当の語源をもってこんな名前を付けられたのと思っていたら、なんとこの木の実の川は有毒で、魚を麻痺させる毒があり、食べたときにのどを刺激して酷い(=えぐい)ことからこんな名前になったらしいです。小ぶりであるのに白い可憐な花の木から想像も付かない名前です。
「知左の花」「売子の木」という字もあてがうことあるが。一般的ではないようです。
開花は毎年五月の上旬。北山に行くとよく見られますが、街中で私の目に止まったのは、京都駅の近く「京都市大学の街交流センター」の前に植えられています。