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2017年12月16日土曜日

水仙 Ⅰ

其のにほひ桃より白し水仙花 
          松尾芭蕉
水仙や寒き都のここかしこ
        与謝蕪村 
水仙の香やこぼれても雪の上
        加賀千代女

まあ水仙をうたっている唄の多いこと。しかしこの花どくがあることは、ご存知のとおり。
毒成分はリコリン (lycorine) とシュウ酸カルシウム (calcium oxalate) など。全草が
有毒だが、鱗茎に特に毒成分が多い。食中毒症状と接触性皮膚炎症状を起こす。稀であるが、
鱗茎を浅葱(あさつき)と間違えて食べ死亡した例がある。
中毒は初期に強い嘔吐があり摂取物の大半が吐き出されるため葉がニラととてもよく
似ており、家庭菜園でニラを栽培すると同時に、観賞用として本種を栽培した場合などに、
間違えて食べ中毒症状を起こすという事件がときどき報告・報道される。
葉からの臭いがない(ニラは葉からニラ独特の強い臭いを放つ)。
鱗茎がある(ニラは髭(ひげ)根で鱗茎はない)。

別名「雪中花(せっちゅうか)」、雪の中でも春の訪れを告げるので。





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